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2008/12/02 火曜日 00:00:00 JST |
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10月5日には大手町の「ぐるなび」で、はせがわ酒店の長谷川浩一氏や久野九平治の蔵元などが講師となり「飲食店における日本酒の今、これから」をテーマにした講演が行なわれた。
会長は青森の田酒、幹事に山形の十四代などの若手メンバーが中心で、最年長でも50代半ばというスタッフである。
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10月7日、霞ヶ関ビルにて「第32回大星岡村名酒フォーラム 2008」が開かれた。
地方酒47蔵元(139アイテム)、ワイン11社(210アイテム)、焼酎46蔵元(194アイテム)、梅・柑橘酒30蔵元(61アイテム)で賑わった。
地方酒はひやおろしなど。180mlの燗と冷酒の併用型商品、芋焼酎飲み比べ6本セット、世界のスパークリングワイン37アイテムの展示試飲なども行われた。なお、芋焼酎は伊佐美などの一升瓶6本で1万2000円のセット(限定150セット)に人気が集まっていた。
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「サライ」(小学館)12月上旬号に、灘の白壁蔵の生もと純米についての私の感想が出ている。
生もとといえば燗、というのが一般の概念だが、この蔵ではそれを食中酒の冷酒として考えた造りをやってみたのだが、どんなものか、と感想を求められた。精米70%、日本酒度プラス2、酸度1.2、アミノ酸度1.2で、これまでの生もととは一味違った演出をしている。燗をしてもそれなりの線は出ているが、食中酒なら冷やで十分だろう。
この会社はかつて培炒造りという新機軸を打ち出したこともあり、新分野に意欲的なところなのだ。その意気は大いに買っていいのではないか。
きき酒だけの実感は食中だと変わるはずが、この白壁蔵生もと純米は食中にきき酒しても妙味があることを後の食中に知った。
余談ながら、きき酒といえばこんなこともあった。今から30年近く前に純粋日本酒協会がきき酒のコンテストを始めた。その第1回で全問正解したのは3人で、私もその一人として賞品を頂いた。第2回では5人が全問正解して、その時も私は賞品を頂いた。ところが、第3回の時にアンケートを出そうとしたら、当時、某誌で「日本一の地酒が決まった」というのやっていた某大学教授から大勢の人前で「山本さんは商品泥棒だね」と言われた。その「泥棒」という言葉を聞いて以来、素人を含んだきき酒会には出さないことにした。
その後、しばらくして松崎晴雄氏が全問正解の連続記録を出したとか。私のようなアンラッキーがなかったようで何よりである。
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純粋日本酒協会のきき酒コンテスト第1回(上)と第2回(下)で
全問正解賞を受ける筆者。照れまくっている。
上は玉乃光・宇治田社長(当時)、
下は千代の園・古賀社長(当時)。撮影は招徳・木村社長。
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10月9日にはパレスホテルで「佐々木久子さんを偲ぶ会」が開かれた。
自由着席で、私の坐った席では秋山裕一、宮坂和宏、山川浩一郎、新城猪之吉、前垣寿男、北原兵庫、西山裕三などの諸氏と歓談した。小林信也氏ほか多数の人とも話をしたが、故人とは縁浅からぬ人たちばかりだ。私はこの偲ぶ会の発起人だったのだが、同じ発起人の「男はつらいよ」の初代マドンナである光本幸子さんや下重暁子さんの明るいご挨拶は佐々木さんを偲ぶにふさわしいものだった。下記は佐々木さんを偲ぶ拙文の一部である。
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※画像クリックで拡大表示されます 。
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10月13日(月)に有楽町交通会館12Fで長時間にわたる地酒フェアが開かれて約500人が入場した。
前半は酒販店や料飲店などの業界関係者、後半は一般客を受け入れた。これまでは青山にある青山会館を使っていたが、今回は有楽町へと乗り出した初の催事である。
島根県の蔵元35社のうちの17社が出展参加しているが、年を追って内容が充実しているのは驚くばかりだ。
加えて目下、NHKの朝の連続ドラマ『だんだん』が松江、出雲地方を舞台にしているだけに話題にも事欠かない。ただ島根県としては東だけでなく、西の石見地方にもスポットを当ててほしいと願っている。石見銀山が話題を呼んだが、酒の消費にも結びつくよう努力している。
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金沢を10数年ぶりに取材した。まず驚いたのは駅の変わり様である。これは今後、増えるであろう観光客を見込んでのものではないか。その中に金沢の地酒をメインに扱っている売場あった。写真はその店頭に置かれていた、 4斗樽に入れられた「ごぞう」という酒である。「ごぞう」は、金沢税務署管内にある5蔵元のそれぞれの純米吟醸である。近くで「白山菊酒」という原産地呼称の酒が出たのに対して、こちらは金沢の米、金沢の酵母による生粋の金沢の地酒として打ち出した自信作である。
その5つの蔵元を一泊二日で訪ねたが、これは雑誌などに発表するので、そちらに書かなかった話をここで触れておく。
銘柄は、長生舞、黒帯、加賀鶴、御所泉、加賀雪梅の順で、それぞれに特長ある酒質だが、そのうちの長生舞、黒帯(福正宗黒麹仕込も)、加賀雪梅(日栄も)の3蔵元から後日、それぞれの酒を送って頂いた。それらを食中酒としてじっくりと試したのだが、味のコクが料理とマッチしながら酒の主張があるのに感心した。この詳細はいずれ別の機会に発表したい。
全国新酒鑑評会では純米もアル添も一緒に審査しているが、純粋日本酒協会は15年も前に当時の国税庁醸造試験所に、2つに分けて審査すべき、と進言していた。それが聞き入れられなかったのは周知の通りである。その後、2001年に純米酒宣言をした福正宗は、純米酒として通すことで審査のハンデも考慮して出品していない。
純米酒はこれからも伸びることが予想されるだけに、当局には審査の点の考慮を頂きたいところである。
金沢は観光客が多いことでも定評がある。福光屋に近い「千取屋」という寿し屋のネタの旨さには舌を巻いた。東京で求める比較的高級な魚の比ではない。やはり肴は「シーズンの現地」には敵わない。
肴が旨ければ、相応しい酒も引き立つ。来年に出版する拙著には以上の詳細も書きたい。
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虎ノ門パストラルでの今年のチャンピオンズカップの様子は既報の通りだが、昨年は桜正宗、今年は越の寒中梅TGといずれも私のアンケートと合致した。参加者は熱心な酒販店主など約200名。初回は沢の鶴、2回目にグランプリとなった梅錦は、それが翌年に対前年比で堅実に伸びた由。やはり話題の効果である。もっと参加蔵があってもいいと思うのだが……。
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11月6日KKRホテル東京・瑞宝の間での熟成酒の会では、開場前の別記の業者だけによる集まりの際、本郷信郎氏に促されて少々話をした。前述の平成5年8月、純粋日本酒協会が当時の国税庁醸造試験所に対して、イ号=純米酒と、ロ号=アルコール添加は別々に審査してほしいなどの要望書を提出したが、受け入れてもらえなかったことなどについて話した。純米酒にかける蔵元などが、この全国審査に応募しなくなったのも分かるではないか。
当日は秋山裕一氏、石川雄章氏、ジョン・ゴントナー氏のほか専門家の出席も多く、出品酒が高水準であることには感じるところが多かったようだ。
余談ながら、この数日前に金沢へ行った時のホテルがこのKKRの系列ホテルで、いずれも料理の充実ぶりは大したものだった。このホテルの料理は定評のようだ。
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11月16日はあいにくの雨天にもかかわらず、ホテルメトロポリタンエドモントで行われた第9回名誉きき酒師任命式と地酒大showには合わせて1,000名を超える人が集まった。
FBOの会報などで詳細は報告されるが、今回はスロバキア共和国、スイス、ウクライナ、中国など世界の特命全権大使や、日本酒分野から、中央会の秋本雄一氏、松川隆志・日酒販社長、さらに森本昌憲・藤田観光会長など錚々たる日本酒の識者29名が名誉きき酒師に選ばれて、例年通り、出雲佐香神社の常松宮司により厳かに任命式が催された。
乾杯の際、本来ならどぶろくが許可されている佐香神社の酒が使われるのだが、今回は小西酒造・白雪のニゴリ酒が提供された。
一方、地酒大showには、①燗でおいしい日本酒に60銘柄②マグロ料理に合う日本酒に46銘柄③お湯割りにしておいしい焼酎に20銘柄④牛肉料理に合う銘柄に18銘柄⑥リキュールデザイン大賞に20銘柄が出品された。結果は会報で。
出展したのは、燗上りもする安定した酒質の純米吟醸を提供した玉乃光や、クエン酸の酸味とみりんの甘味が絶妙なバランスのクレミシ(200ml=900円)という新機軸を打ち出して注目される神杉、私にとっては初めてだったが、高野山般若湯(日本酒度プラス5、酸度1.35、アミノ酸度0.9で精米50%)という妙味あるやや辛の初桜、活性生酒のため1.8L瓶に1L詰めした千代の亀、吟香露という吟醸酒粕(アルコール20%)の焼酎の杜の蔵など、そのバラエティの豊かさに関心をひかれた。
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名誉きき酒師任命委員会の面々。
左から委員長の猪谷氏、筆者、長谷川氏、右田氏。

駐日スロヴァキア共和国特命全権大使の
ペテル・ヴルシャンスキー氏の挨拶。
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今年の「日本酒で乾杯推進会議」で「頑張って運動している地域の個人、団体」で表彰されたのが埼玉県産業労働部観光振興室で、埼玉県経営者協会名誉会長の原宏氏が代表して受賞された。
また、プロ野球の日本シリーズばかりかアジア選手権でも優勝したのが、埼玉西武ライオンズである。
そんな埼玉県の酒造組合のご案内で、県下の22の蔵元を筆者が取材することになった。詳細は来年に出る拙著などに掲載する。
今、埼玉県が熱い。
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